光明幼稚園では緑豊かな環境の中での生活を通じて、命の大切さ・心の温かさ・豊かさを学ぶことができます。 光明幼稚園では緑豊かな環境の中での生活を通じて、命の大切さ・心の温かさ・豊かさを学ぶことができます。

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評価報告

2022.05.31

令和3年度自己評価・学校関係者評価

【本園の教育目標】

仏教保育の理念に基づき、いのちを生かし、共に生きることのできる子どもたちを育てる

「明るく 正しく 仲よく」


【本年度重点目標・計画】

仏教園として地域に親しまれ、園内の恵まれた自然環境を生かし、幼児と保護者・教職員が共に育ち、共に生きる幼稚園を目指し、以下の重点に基づき教育を推進する。


*季節に合ったその時期ならではの経験や自然が織り成す一瞬の出来事を生かし、様々な学びの体験を積み重ね、豊かな感性や思考力の芽生えを培う。

*友達と気持ちや考え方を伝え合って、共に遊びを創り出し、互いに育ちあいながら生活できるようにする。

*幼児が主体的に生活するための基盤となる基本的生活習慣については、一人一人の経験や発達を捉え、家庭と連携しながら着実に身に着けていけるようにする。


【評価項目の達成・取り組み状況】

 A:達成している  B:一部達成している  C:一部改善を要する  D:改善を要する

(1)教育内容

 ①保育活動・保育計画:B

  ・年度当初に保育年間計画を立案し、計画的に保育を実施している。その後、学年単位で実際の保育を振り返りながら、月案・週案に細分化し、保育をすすめている。

  ・園児に対して、暖かく優しく声援し、根気よく成長を見守っていくことができた。

  ・行事の準備や特別活動などで、十分な遊びの時間を確保できないことがあった。

 

 ②遊びを通した学び:A

  ・保育活動の中に、園庭の果樹や栽培野菜、小さな生き物との触れ合いを季節に合わせながら取り入れ、子どもたちと共に発見の喜びや収穫への感謝の気持ちを経験した。

  ・保育者は園児の安全確保に留意しながら見守り、主体性を引き出す声掛けや働きかけ、場づくりを工夫することが必要である。


 ③特別な支援・配慮を要する園児への対応:A


  ・適切な支援ができるように、保護者・大田区教育センター・わかばの家・民間療育施設などと情報共有したり、訪問支援制度を利用している。

  ・個別の支援体制は整ってきたが、園全体での共有に工夫が必要。


(2)教職員体制の充実

 ①教職員数の充実:B

  ・1クラス20名~30名程度の園児を主担任と副担任の教員複数配置で見守り、保育を進めている。

  ・年度後半になると、行事や未就園児クラスなどの対応で人員確保に工夫が必要となった。


 ②教職員間の情報共有:B

  ・事務的な情報を共有ができていない事例があった。朝礼や共有板などを利用し、全職員が必要な情報を理解して行動する必要がある。


(3)研修と研究

 ①教職員の資質向上:B

  ・教職員がお互いに情報交換をしながら、他の教職員の保育の仕方を学び、良いところを見習い、自分の保育に取り入れている。

  ・オンラインでの研修会が増え、忙しい合間に研修参加の機会を作ることができた。

  ・全常勤教諭で研修会に参加していることもあり、研修後の話し合いや意見交換が自然発生的に終始してしまっている。組織としての共有も必要。


(4)安全衛生・危機管理

 ①避難訓練と防犯体制:A

  ・5月、9月、1月に避難訓練を実施し、身を守る大切さを学ぶ機会を設けている。

  ・教職員は、年1回、防犯防災、救命救急研修会に参加。学びの継続を心掛けている。


 ②遊具などの安全点検:A

  ・教職員は、危険なことがないかを絶えず意識し、速やかに対処している。(朝礼後の確認、子どもの遊び方確認)

  ・年1回、業者による大型遊具点検の実施。


(5)保護者との連携

 ①情報の発信:A

  ・全保護者に登録してもらい、一斉にメール配信して情報を提供している。

  ・毎月、園だよりを発行し、必要な情報を提供している。また、各担任がクラス便りで園児やクラスの様子を知らせている。

 

 ②保護者との面談:B

  ・保護者と密に連絡を取り、電話連絡や連絡ノート(年少・満3組)、面談などで十分に話し合い、問題解決するように努めている。

  ・コロナ感染対策で、前期の個人面談が対面で実施できなかった。(希望者のみの実施)

  

【幼稚園評価の総合的な評価結果:B】

・コロナ禍ではあったが、教職員全員が保育に向き合い、見直しと工夫を繰り返し取り組んできた。それぞれが成果を感じ、新たな課題を見出している。

 また、それまで長期休暇中など決まった研修会にしか参加できないこともあったが、オンラインで実施する研修会も増え、参加しやすくなった。日常の保育で課題を持っていたことに対して、良いタイミングで学ぶことができるようになったこともあり、職員室全体に子ども理解や保育の質向上につながる対話が広がり、学び合いが見られた。

・幼児の生活習慣の習熟度については、コロナ禍で出席に差があり、個人差が大きく見られる。一つ一つ丁寧に見守り、自信をもって次に進めるように援助していくとともに、家庭との連携を深めて、保護者と共に育つ必要性を感じた。

・コロナで園内での保護者活動が中止になり、園と保護者とのコミュニケーションが著しく減少した。それまで活動を通じて自然に育んできたつながりを戻すため、年度後半は、少人数での会合等を企画した。次年度は、できる形で活動の実施を計画したり、園内行事のサポートメンバーを募集し、保育や行事に触れる機会を増やせるよう心掛けていきたいと考える。

 


【今後取り組む課題】

*保育の在り方(幼児への対応)

 幼児一人一人を肯定的に認め、理解につながることへの大切さが実感され始めている。次年度は、幼児との丁寧な対話をさらに心掛け、自己肯定感を高めていけるよう教員の意識(幼児の人権に配慮した関わり)の見直しをはかりたい。

*組織運営

 行事準備期間や特別活動がある日等の、保育時間の組み立てが課題である。十分な時間を確保し、あそびを中心に様々な経験が深められるよう、クラス同士・教員同士が協力、工夫して取り組みたい。





                                   令和4年4月15日まとめ

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